2泊3日の北海道旅行から戻りました。
旅行っていうか、墓参ですね。
母と、叔母(母の二弟の奥さん)と、兄と私。同行してくれた叔母の夫にあたる母の弟はすでに他界しています。
5人兄弟だった母親の長弟が、去年北海道で亡くなりましたので、その墓参でした。
この叔父に関する記憶は、実を言うと私にはほとんどというかまったくありません。小さい頃に家に遊びに来たことがあって、そのときの写真などは見たことがあるけれども、自分の記憶にはまったくない。
15歳のときに、母の継母が亡くなったときに会っているはずですが、記憶はありません。
いろいろと不義理を重ねて兄弟たちと絶縁に近い状態になり、北海道にいるらしい、としか知らなかった人です。兄弟やその伴侶が次々と世を去っていったときも、姿を見せてはいないはず、唯一、二弟が亡くなる直前にだけ、母が呼び寄せて会ったとか。あと、私の父が亡くなるすこし前にも、やはり母が連絡して顔を見に来てくれたそうです。
存在すら普段は意識することのなかったこの叔父が、昨年自死を選び、世を去りました。新しく作ったはずの家族とは縁薄く(二度目の奥さんは既に故人)、捨てたことになった家族とももちろん縁薄く。葬儀などに関してはずいぶんと大変だったらしいです。何しろ親族が出向かなければ遺体を引き取ることもできないとのことで。実子(つまり私の従兄弟)と兄と、あとは地元で親交のあった人たちで葬儀等をしたそうです。
最後まで、残った者に大変な思いをさせて逝ったという意味では、この叔父は好き勝手に生きて勝手に死んだ人、ということになるのですが、そして今回の旅でもそれを再認識するようなこともあったのですが、でも、わからなくもない部分もあるかな。生きる理由がなくなったときに、死んでしまえる人と、そうではない人があるんだろう。叔父は前者だった。
いま思い出すと、私がまだ3歳とかそれくらいの頃に世田谷の家に来て、怖い顔をして写真に写っている叔父は、高橋和巳に似ていたような気がします。その写真のせいか、ほかにも怖い顔の写真があったのか、私の中で叔父は怖い人だった、ずっと。その下の叔父はやさしい朗らかな人で、小さい頃から好きだっただけに、怖いというイメージがより焼きついてしまったのかも。もっと大きくなってからも会っていればまた違っただろうけど。
でも、いまその写真を探してみようとは思いません。
そんなわけで、北海道とはいえ何をするでもなく、何を見るでもなく、おいしいものを食べるわけでもなく。
あの「南三条」ですら、帰るときの車から「おおっ、これが南三条か・・・」と見ただけ(笑)。すすきのの近くでした。たぶん。ぜんぜん別の場所だったら恥ずかしいけど。(因みにみーさんの歌に出てくる地名です)
天気が不安定で降ったりやんだりで、墓参のときなんかすごい降りで、かと思えばぱっと止んだりで。今日はもっと不安定で突風なんかが吹いているそうですね。
明日は軽井沢も雨の予報です。その後は全国的にお天気になるそうですよ♪ 明日などはどうでもいいわ、25日の関西地方は晴れて欲しいです。ではまた