タイ国の首都バンコクのスワンナプーム国際空港が、反政府主義者とそれに煽動された人々により占拠され、今日でもう3日だそうだ。飛ぶ人は飛べず、到着すべき人もまた飛ぶことができないという、最悪の状況。飛ばないのは航空会社の責任ではないから、ホテル等の賠償もしてもらえないそうな。仕事がある人もいるだろうし、それより何よりこんな理由で足止めされるのは気の毒としか言いようがない。
この多数のよからぬ人々が空港に入ってきたとき、空港スタッフはどぴゅーんと逃げ出してしまったのだそうな。取り残されるのは旅客のみ・・・。これなんか、実にタイ人気質を表していると思うのだが・・・。
タイも経済が停滞しつつあるようで、治安の悪化が目立ってきたそうだ。
今回のこの騒ぎといい、観光による収入も多かったであろうタイ国にとって、大打撃だ。こんな目に遭わされてしまった人々は、もう二度とタイには行きたくないと思うだろうし、ニュースで見聞きした人たちも、とりあえず今度のクリスマス年末年始休暇にタイ、という選択はしないように思う。
それにしても、何ら手を打てない政府。困ったものだ。
王様のお出ましはまだなのだろうか。
と、そんなようなことを考えているところに、ムンバイでのテロ。
こちらはイスラム教徒による犯行だそうだが、まだ詳細はわかっていない。
巻き込まれて亡くなられた、邦人1名を含む多くの方々には、これほど理不尽で無念なことはないだろう。言葉がない。
テロとの戦いをしているインドを全面的に支持する、というようなことを首相がインタビューに答えて述べていた。
テロとの戦いに勝つ、ということも、そりゃ負けるよりは勝つほうがいいのだけれど、そもそも、ある種の人々がテロしかないと思い実行するようなことのない世界を、どうにか一日も早く実現できないものかと、思うばかりだ。
さて。
明日から今年最後の通常開国。
明日は雨の確率が高そうですが、土日は晴れそうです。
ではまた
テロとの戦い___ほんに便利な定型句ですね。
私はヤマネさんの思いを全面的に支持します。
それにしても今年のインドは東北部の動きも過激ですし、けっこう物騒な話が多いですね。
タイもカンボジアとの紛争がまだ治まってないですよね(確か?)。
アジアだけでなくアフリカも相変わらず植民地時代の後遺症に苦しんでいます。
それにパレスチナ、コーカサス…
振り返って、
漢字の読めないチンピラ坊ちゃまでも平和なこの国情が、逆に不思議ですらあります。