悲しみ本線日本海

というわけではありませんが、昨日は珍しく遠出をしてきました。紅葉盛りの菅平を通って小布施に寄って、信州中野から高速に乗って日本海へ。新潟県の海沿いの町に暮らす知人のお宅へお邪魔してきました。お米を買いに・・・。知人はもともとは店のお客様としてふらりと立ち寄ってくださったのがはじまりのご縁で、その後ときどきいらっしゃるたびにお米をいただいたりしていました。お米の産地というと、同じ新潟県でも南魚沼がぱっと浮かびますが(そして私は南魚沼にも浅からぬ縁があるのですが)、海沿いのそのあたりでもお米の生産は盛んなのだそうです。
で、素性のはっきりしているお米が買えるという、何よりありがたいことでして、買ってきました60キロ。もちろん玄米のままです。軽井沢にもコイン精米機があちこちにありますので、ときどき精米して食べていくことになります。
20081101-s-R0011486.jpg
というわけで昨日のお昼。
さすが海の町。海のものが新鮮! 大盛り! 
近くにはシャケが上る川もあるんだそうです。
あまりの豪華さに思わず写真を撮っている・・・・・・。
こんなに豪華なご飯なんて、滅多に、数年に一度、だもん。
本物のイクラだ。
味噌汁の蟹はダシだ。
贅沢だ。
知人ご夫妻にあちこち案内していただき、木村茶道美術館というところでは、生まれて初めてお点前も体験しました。この美術館は個人の寄贈品を本にその後も蒐集を続けて出来たものだそうで、展示品はすばらしいものばかりです。現在は「黒と白の対比」をテーマにした展示がされており、唐津から白磁まで、多くの名品を見ることができました。
ライター時代にやきものの取材がそこそこあり(女はやきもの好き。「用の美」なんて言われるとイチコロ。そこのあなたもいつか唐津へ旅したいと思っているんじゃないですか?)、唐津や有田はもちろんあちらこちらの窯を見てきました。人間国宝の作家さんにもお会いしたり、製作現場を見せていただいたり。付け焼刃で学んだことはすっかり忘れてしまいましたが、久しぶりに器をじっくり拝見できて楽しかったです。
因みにお点前のときは、黒唐津の茶碗でした。
なんとこの美術館、お手前のときに人間国宝の作や、数百年ものの器でいただくんです。時価数千万の器もあるのだそうで・・・。緊張しそう。
和服の方々の所作が美しく、異空間という感じでした。
そうそう、この美術館は紅葉の美しさも全国的に有名で、昨日はライトアップの準備をしていました。まだもみじもごく一部を除いては緑だったし、どうだんもこれからでしたが、あと1週間くらいすると見ごろになってくるのかな? 次の連休あたり、ねらい目かもしれません。ぜひどうぞ!
その後ご自宅で夜まで語り尽くし、最後にラーメンをご馳走になって、帰ってきました。全線高速を使うと、2時間ちょっとでした。
(追記)
すみません、場所を書くのを忘れましたね・・・。
柏崎です。去年大きな地震に見舞われた町です。まだ中心部にも空き地が目立ちました。(追記おわり)
今日から連休ですね。お天気はよさそうなのでほっとしています。
ではまた