ようやく寒気団が遠ざかり、軽井沢も10度ほどになりました。
開店準備もそろそろ本腰を入れなければなりません。というわけで、ロバが店内を、私はガーデンを担当し、掃除やら建具の移動やら。
雪の多い年はまだガーデンは雪の下、ということもあるのですが、今年はもうまったく残っていません。
私のほうは、ブロアーと熊手とハサミを持って右往左往。落ち葉をブロアーで吹き飛ばせばいちばん簡単なのですが、枯れた草などがあれば引っかかってどうしようもないので、熊手で引っかいたり、ハサミで草をちょんぎったり、するわけです。
おまけに先日イノシシが暴れまわった跡は、土が露出しているので、ちょっと吹くと土が飛んでもう大変。落ち葉をどかして、ようやく被害の全貌が明らかになりましたが、まぁーやってくれたわ・・・。バラが無事であったのが奇跡のようです。ほかの宿根草は軒並み根を起こされてしまい、果たしてどのくらい無事なのかわかりません・・・。
そんなわけで久々に仕事をしました。このところ、本しか読んでないのかコイツ、的日々だったので、自分でも少しは世間様に対し「すまぬな」と思っていたのです。でも今日は堂々と、また読書。
『愚か者、死すべし』原りょう(出ないんですね、この字。遼のしんにゅうを取った部分)。
何を読んでもいいですね、この作家。私は大好きです。ともかく会話のセリフが「気がきいてる」。探偵・沢崎も相変わらずかっこいい。この人、寡作なんですが、それもまたいいですね。藤原伊織と共通点がありますね。
評価するのはしのびないんですが、9点。
『殺人の門』 東野圭吾
その前に読んでいた小説。読んでいる最中はずっと「あー、何でわからないんだお前は、また騙されてるじゃないか、バカバカバカ!」と思わされ、最後は救いのない結末。うーん・・・。東野圭吾、うまいのですが、うますぎて欠点がないってのも1つの欠点になりそうな、そんな気もしてきました。
評価は7点