肌寒い・通院

この何日か天気も雨または曇りで気温が低い。今日の最高気温は23℃。涼しいを通り越して寒いくらいなので長袖を着ている。

昨日、今日と病院通い。昨日は術後半年ごとの定期検査で、無事に通過した。これで3年が経過したことになる。今日は内科の3カ月ごとの通院で、やさしい女医さんと語らっていつもの薬を出してもらった。

昨日、最初にマンモで(やっぱり痛かった)次がエコーだった。エコーの技師さんが来るのをベッドに仰向けになって待っていた時、不意に、

あ、今日たしか持って来なければいけないものがあったのに!

と思い出して焦った。ドジった。前の病院から「これを持って行くように」と送られてきたものがあったのに、まるっきりすっかり忘れて手ぶらで。
検査後に受付で事情を説明して平謝り(^^; その後診察前に時間がかかったのはきっとそのせいだと思う、データがない! すみません。
今日は今日とて、予約は2時だったらしいのに1時半だと思い込んで20分前に突撃しており、受付の人に「だいぶお待ちいただきますが……」と。昨日忘れたものを外科に持って行ったら誰も居なくて、医者らしい人に声をかけたら連れて来られたのが内科の受付の人で、私すっかり「変な人」リストに載ってしまった気がする……。

こういうドジをするようになったのだ!
深く反省。

そんなこんなの毎日です。

 『地図なき山』 角端唯介
北極探検なんかをやる探検家のルポルタージュ。地図がない状態で自然と対峙する、ということを日高山脈で数年にわたり実践した話だった。
沢登りと釣りがかなりメインなので、どちらもまったく知らない私にはその面白さが伝わりづらかった。それと、どこかで連載をしたものらしく、その字数の関係だろうか、思索を表現した部分がかなり多く繰り返し出てくるのがちょっとつらかった。
☆3.5 探検する場はもうほんとないよね……

ほぼすべてのモノが「作るより買う方が安い」、我々は作ることを忘れてひたすら買い、消費する。買い物をすることが生きることになっている。というようなことが書かれていて、そこは共感。日産の神奈川の工場が終わるのは経営の無能が理由かもしれないが、すべての「目に見え手に触れられる何かを作る仕事」はもはや死に体ではないかと、町を車で走っていても感じる。作るより買う方がはるかに安い。売られているものより安くよいものを作れば人は買うが、そうでなければ買わない。人件費がタダ同然の場所で作られたものと価格競争などできるわけがない。あほらしいやってられるかとなる。でも先行投資してしまったもの(機械や原材料)があるから(仕方なく)やっている所も多いだろう。そんなものづくり業界で、賃上げなんて……(できるわけないだろう)。つまりもう詰んでいる……。
そして、人件費がタダ同然の場所はどんどんなくなりつつある。当然すべてのものは高くなる。その時世界はどうなるんだろう。

 『銀の夜』 角田光代
2000年代半ばくらいの時代の話。私立の中高一貫校で同級生だった女子3人が35歳になって……。それぞれ悩みを持ち葛藤し、そしてある出来事をきっかけに新しい一歩を踏み出していく、そんな話だった。
実はこれ、再読。前に読んだときの感想を探したが、記録していなかった(^^; その時はつまらなかったのかもしれない(^^;
☆4 あとがきが面白かったです、そんなことってあるんだね!?

「〇〇ちゃんは何になりたいの?」と、作中で糞マウント男が画家志望の人に問いかける。こいつほんとくそ野郎で! こういう男いっぱいいたわ! と思い出してしまうくらい、今はわからんが昭和や平成初期はこういうのいたな。
それはともかく、30代、せいぜい45歳くらいまでなら、「〇〇になる」というふうに人は思えるものかもしれないなと思った。私の今の歳だと、もはや「今から何ものかになる」なんて思うのは無理で、変態しそこなって何か珍種になっちゃった自分がここにいる、って気がする。次はちゃんと(笑)。

ではまた