2年目の藍、まだ染まるのが恐ろしいくらいなのですが、それでもそろそろ終わりにさせようかと考えています。バケツに比してすくもが多い、おまけに昨年は灰をそのままぶち込む工法を試したため、濃度が高すぎる、とろっとした感じの藍液で、ザルを2つ通しても繊維に付着するすくもが多い、などなどの理由から。来年また新しい藍を建てたいなと。
でもまだ染まるので、自分の服の重ね染めや、既に染めた布の重ねなどをやっています。本日は手縫い用の木綿糸をくくって染めてみました。
括ったところは染まらずに残り、括らなかった部分だけが染まる。
カセ全体でも2段の段染めに。
さらに括りをほどく回数を2回として、全体的に4段階の濃さになるようにしました、あくまで机上論ですが。
染め重ねていくと、1回目と2回目の差、2回目と3回目の差はどんどんなくなっていくんですけどね(^^;
因みに上の写真は、解いた白い部分と、まだ解いていない括りが真ん中あたりに写っています。これは最後の最後に解く括りですね。
糸はごく普通のダルマ木綿糸。カセで販売されているものです。もちろん精錬と濃染処理はしています。
うまく染まるかな~? うまく染まらなくても、その微妙な、意図したものと意図したものではない濃淡が、混ざり合っていい味になってくれたら満足です。
で、この作業を手袋なしでやりまして、昨日。糸のカセの中まで染液を行きわたらせるためには、手袋なんてしてたらできないのでね。真っ青な手になりまして。
午後、税務署に行く用事があったのに、委細構わずやってしまうあたり、まぁ計画性のかけらもない私ならではのことですな。
税務署は身分証明書を見せるだけでいいのかと思っていたら、職員の付き添いの下(背後に付き添ってくれる!)でパソコンに名前やらパスワードやら打ち込まされるというまさかの展開で、訊かれもしないのに「藍染やってまして」とか言うのもおかしなもんだし、お互い無言でカチャカチャとローマ字入力……。
昨日やったのは、話題の修正申告ではなく(笑)、来年以降オンラインで確定申告をするための届け出です。マイナンバーカードや特別のカードリーダーみたいな機械が必要と思っていたら、たぶんそれでは普及しないのでパスワードでできるようになったらしく、思い切ってやることに。これで確定申告が楽になるのかはよくわからないですが。
そんなこんなの毎日。2~3点作ってはいるのですが撮影がまだだったり。夫はデッキの板入れ替え工事に取り掛かっています。
だんだん木々の葉が色づき始め、日もどんどん短くなり、寂しさを感じる季節になってきました。のんびりいきましょう。