カメラを持って

風が少し強かったけれど、暖かい1日でした。
タイトルどおり、今日はカメラを持って庭をうろうろ。
よく他の人のブログを見ていて、いちばん思うのは、よくぞ皆さんカメラをいつも持っておられる、ということです。私はあまり写真を撮りません。カメラは好きでときどき「欲しい病」にかかるのに、では実際に毎日手元から離さないほど愛用しているかというと、決してそうではありません。反省。
毎日夕方になると思うのです。
あ、今日も何も撮らずに過ぎていったな、と。
何か作業をしたらしたで、その時はもうそれだけで頭が一杯で、これを写真に撮っておこう、と思いつかないんですよね。
脳のキャパが少ない、ということでしょうか(笑)。
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フキノトウ。東京では6個パック300円ほどで売られている? らしいです。軽井沢のツルヤでも売っています。ヒマラヤハウスでは売っていません。
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スイセンもこんなに大きくなってきました。
まだ花芽は見えませんが。
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こんな感じでクロッカスが満開です。
でもこれは母屋の南庭で日当たりがいい場所だから。
店の前のクロッカスは、まだ発芽したばかりです。
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このところ、またお腹の調子が悪いテツ。
太りそうで、なかなか太りません。
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君はちょっと太りすぎじゃないのかな?
お利口そうな顔をしてみているウメ。
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満身創痍というか、疲労困憊というか、そんな雰囲気はありますが、
ともかく冬を乗り越えて花を咲かせたパンジーです。
今週末は軽井沢方面、雨の予報です。
そのようなわけで、開店はさらに延期いたします。

庭掃除はじめました

ようやく寒気団が遠ざかり、軽井沢も10度ほどになりました。
開店準備もそろそろ本腰を入れなければなりません。というわけで、ロバが店内を、私はガーデンを担当し、掃除やら建具の移動やら。
雪の多い年はまだガーデンは雪の下、ということもあるのですが、今年はもうまったく残っていません。
私のほうは、ブロアーと熊手とハサミを持って右往左往。落ち葉をブロアーで吹き飛ばせばいちばん簡単なのですが、枯れた草などがあれば引っかかってどうしようもないので、熊手で引っかいたり、ハサミで草をちょんぎったり、するわけです。
おまけに先日イノシシが暴れまわった跡は、土が露出しているので、ちょっと吹くと土が飛んでもう大変。落ち葉をどかして、ようやく被害の全貌が明らかになりましたが、まぁーやってくれたわ・・・。バラが無事であったのが奇跡のようです。ほかの宿根草は軒並み根を起こされてしまい、果たしてどのくらい無事なのかわかりません・・・。
そんなわけで久々に仕事をしました。このところ、本しか読んでないのかコイツ、的日々だったので、自分でも少しは世間様に対し「すまぬな」と思っていたのです。でも今日は堂々と、また読書。
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『愚か者、死すべし』原りょう(出ないんですね、この字。遼のしんにゅうを取った部分)。
何を読んでもいいですね、この作家。私は大好きです。ともかく会話のセリフが「気がきいてる」。探偵・沢崎も相変わらずかっこいい。この人、寡作なんですが、それもまたいいですね。藤原伊織と共通点がありますね。
評価するのはしのびないんですが、9点。
『殺人の門』 東野圭吾
その前に読んでいた小説。読んでいる最中はずっと「あー、何でわからないんだお前は、また騙されてるじゃないか、バカバカバカ!」と思わされ、最後は救いのない結末。うーん・・・。東野圭吾、うまいのですが、うますぎて欠点がないってのも1つの欠点になりそうな、そんな気もしてきました。
評価は7点

種の背中

頼んでいたゲラニウムの種が届きました。
ゲラニウムは発芽しにくい植物らしく、種はほとんど売られていません。
で、取り寄せました。発芽のさせ方も詳しく載っていたので。
今回購入したのは次の5点。
ゲラニウム・オクソニアヌム・ミックス 発芽は冷蔵庫の中
ゲラニウム・サンギネウム・アルバム 発芽適温15℃以下
ゲラニウム・タランスバイカリクム 発芽適温20℃前後
ゲラニウム・ピレネカム・アルバム 発芽適温20℃以下
ゲラニウム・アスホデロイデス 発芽適温20℃以上
これに、前に別のところで購入したプラテンセ・ストリアテュム 発芽適温20℃前後も加えます。
さて、ピレネカムは殻をかぶったままなので、まずこれをはずします。ゴマの殻をはずす感じ。小学生にやらせたい。大人の手ではちょっと・・・。うちの夫じゃまず無理です。
次に、今日蒔くのは上から2番目までの2種類。
これを、ピンセットでつまんで、背中を紙やすりでこすって傷をつける、のです。
ゴマをピンセットでつまんで紙やすりにこすりつける場面をご想像ください。
ものすごく大変でした。いくつか行方不明にもなりました。
なんとか傷らしきものをつけて、水につけます。まくのは夜になってからです。
それにしても、おそろしいのは、今日殻をとったピレネカム。
こいつはゴマですらなく、ケシに近い。
こいつのおへそを探し、背中を見極め、ピンセットでつまんで・・・・・・。
小人、カモーン!
開店遅れております。今週はまだ寒気が居座るらしく、様子を見ています。

真夏の島に咲く花は

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『真夏の島に咲く花は』 垣根涼介
フィジー島を舞台にした群像劇。
この著者の作品にしては、おとなしいです(笑)。誰も死なない。
悪くはないが、特におすすめでもない、という感じでしょうか。
篠田節子の『コンタクト・ゾーン』を思い出してしまいました。
評価は6.5点
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『相克の森』 熊谷達也
著者お得意のマタギもの。ただし主人公を若い女性にしたので、大変だったんじゃないかと思いました。軽井沢のリゾートホテルや、そこで自然保護活動をしているNPOなんかも出てきて、そこらへんはちょっと別の意味で面白かったです。このへんでも出ますからね、ツキノワグマ。わが家は先週イノシシがガーデンに乱入し、地雷が4つほど爆発したのか、というような惨状です・・・(関係ないですね)。
評価は6.5点
もうひとつ、『まほろばの疾風』(熊谷達也)という作品も読みかけたのですが、どういうわけだか読みすすめる気が失せてしまいました。春だから?

開店遅れます

先日、3月20日に開店しますとお伝えしたばかりですが。
寒波襲来のため、もう少し様子を見て開店することにします。
何しろ今朝は氷点下10度前後まで下がり、日中も1~2度の予報。
これでは寒すぎます。
森の中の丸太小屋で、暖房も完全ではなく、お客さんに寒い思いをさせるのはしのびませんので・・・・・・。
それと、商品である布たちにも、夜間に氷点下をあまり体験させたくないので。
申しわけありません。
今しばらくお待ちください。

『ワルボロ』、『岡山女』

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『ワルボロ』 ゲッツ板谷
この本を読んでいたら、遊びに来た友人が、「ゲッツ・・・。ふーん。あの、黄色い人?」と言いながら、両手で指差してみせた。
いーえ、そっちのゲッツじゃありません。物書きの、ゲッツです。
1964年生まれのゲッツ氏の、荒れ荒れ中学時代を熱く語った自伝小説。最初から最後までケンカしまくり。パチキ(頭突きのことらしい)かましまくり。
笑えました。
ちょっと泣けました。
『岸和田少年愚連隊』にすごく近いですね。
自分のクラスにもいた、ボンタンはいてイキがってた男の子や、スカートひきずってた女の子たちのことを、ちょっと思い出しました。みんな今何やってんのかな。
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『岡山女』 岩井志麻子
ホラーの短編集です。『ぼっけぇ、きょうてぇ』の作者ですから、これもおどろおどろしい世界の話ばかり。死霊より生霊より、いちばん怖いのは生きている人間・・・。

ブログ一応復旧しました

画像が全部飛んでいましたが、ある程度復旧させることができました。まだ一部、アーカイブ(過去記事)部分で画像が表示できない部分がありますが、これはもう、目をつぶっていただくということで・・・・・・(笑)。
全国的に冬に逆戻り。
軽井沢も今ごろになって真冬です。最高気温6度以下の日が続いています。明日がぐっと冷えそうですね。

今ごろ真冬がやってきた

ホームページをリニューアルしました。
今までよりもさらに何もない、簡素なものになりましたが、どんなもんでしょう?
ようやく少し、整理がついてきたかなと自分では思うのですが・・・(笑)。
さて。
今朝5時の気温はマイナス7度で、これ自体はまぁさほどでもないんですが、全国低温10傑に久しぶりに入ってました。今年はほとんどここに入らなくて、なんとなく寂しい・・・、つまんない・・・、ような気もしていたのです。
日中も風が強く、最高気温はここ何日か2度とか3度とか。今ごろ真冬ですよ。今週はこんな調子が続きそうです。去年と似てきたなー、やだやだ。
ところで、今年の営業再開日を決めました。
3月20日 です。
まだ寒いので、センターの棟だけを開ける予定です。
すごくあったかい日がありましたら、お出かけください。寒い日は・・・、お客様も店主も苦しみまする・・・・・・。
それと、このブログの画像が見えていません。現在、原因究明中です。そのうち復旧すると思いますので、今しばらくのご猶予を。

こんなところに

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思いがけない場所で、クロッカスが咲いていました。今年の一番乗りです。
昨年の夏、イノシシが庭と畑に来襲し、かなりの植物が根こそぎやられましたが、クロッカスもそのひとつ。そのため、いつもよく咲いていた花壇の石積みの周りには、まだ芽も確認できません。
ところが、ちょっと離れた野芝の中で、咲いているのを今日発見。
こんなところに今まであったかな。
もしかすると、イノシシがかき回したときに、こっちに飛んだのかも。
なんにしてもうれしい、春いちばんの花ですね。
輝くようなオレンジ色がまた、なんともいえません。
ここ何日かは最低気温も氷点下8度前後まで下がっていますが、ともかくこうして一歩ずつ春が近づいてきているわけです。

『国銅』

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帚木蓬生の作品。医療問題を扱った作品が多い人ですが、この作品は歴史モノ。めずらしいなぁーと思って手に取りました。
奈良の大仏さんを作る話、です。ひとことで言えば。
遠い昔にどうやって銅が作られ、どうやってそれを都に運び、どのように大仏を作っていったのか、よくわかっておもしろかったです。
作品は徹底してひとりの工人の視点で描かれます。銅を精錬する場所で生まれ、当然のごとくそれを仕事とし、やがて徴用されて都に上り、大仏建立に従事した男。たくさんの人と出会い、別れながら、人として成長していく。そう、これは立派なビルドゥングス・ロマン小説なのでした。
評価は7点。
『悲鳴』 東直己
札幌を舞台にしたハードボイルド(?)小説。特に感想はなくていいでしょう。
評価は6点。語り口が私にはちょっとひっかかりましたです。あと、長すぎる。
『ゆりかごで眠れ』 垣根涼介
『ワイルド・ソウル』を読んだあとで何冊か読みましたが、どれも今ひとつ面白みを感じられなくて・・・。で、これは再び南米系。今度はコロンビア。ただしコロンビアの話はあまり出てきません。
おもしろかったですが、それ以上のものはなかったかな。
評価は6.5点。