字浅間山から字富士山へ

タイトルは冗談ではなくて、我が家の正式な住所は大字追分字浅間山だ。不動産屋に、この字が欲しくてこの辺りを探す人も多いと聞いたがほんとかどうかはわからない。その字浅間山から字富士山、これは山梨県になるんだけど、そこに遊びに行ってきた。知人がいて前から一度と言われていたのだけど今年はコロナだし何だしで、この時期に。

標高はほぼどっこいだが、向こうの方が南になるせいもあり、多分向こうの方がすこし気温も高いような、いや目くそ鼻くその類だけど(笑)。
ものすごいリアルログハウスに圧倒された。いわゆるカナディアンログ、一時期は本当に流行ってこの軽井沢にも専門店があったくらいだが、今はそんなに人気でもないような気がする、どうだろうか。
これまた知人に、このカナディアンログを作る仕事をしている人がいて、かなり昔の話だが、「本物の男は本物の家に住まなきゃならん」と言っていたのが妙に記憶に残っている。もちろんその人の自宅もカナディアンログだった。私たち夫婦はそもそもホンモノとかじゃないし、正直なところ金額的にまったく無理無体な話だったので、カナディアンログには縁がなかった。その代わりに、夫の兄が我々にまったく不釣り合いな立派な木造の家を建ててくれて、結局、本物の家に住むことにはなった。

山梨の前に静岡に行ってしらすや桜エビをお土産に買い、富士あたりから北上してその字富士山に向かった。富士山は少しかすんでいたがよく見えて、立派できれいな山だが登るのはどうよ……、という感じ。意外とてっぺんの方がすっと痩せてるんだな。20歳前後で一度だけ登ったけど二度目はないな多分。

いつもわが家の商売を気にかけてくれるその知人に、「もう生地を売っちゃいなさい! 作るんだって時間も手間もかかるでしょう、生地売っちゃいなさいよ!」と叱咤されて、ちょっとクリーマあたりで見てみたら、木版更紗と称してシルクスクリーンの生地が大量にしかも安価で出品されており、まったくもう……という気分になる。売る方からは騙したもん勝ちだし、買う方からは信じれば救われる……、救われますか? 知らぬが仏、とは言うけどねぇ。

とまれ、なんにしても行動が早い知人に刺激されて帰宅。迷っているうちにどんどん時間だけが過ぎていくのは避けたいな、とつくづく。

とまぁそんなことをやっているこの数日。今日は家の片付けと掃除をそこそこやった。店からこちらに運んだ生地などもきちんと片付けて、人間の居住空間を確保した。これから年末にかけてぼちぼち大掃除ですな。ではまた

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