新作とかいろいろ

 北タイの絣でブラウス
昨日仕上げた新作です。タイのやわらかい色合いの手織り絣。この絣を織っていた工房も、とうの昔に廃業してしまった・・・。

 これ、次に作るものを迷ってる
この真冬にトチ狂ったような色と派手な柄!

夜会「リトル・トーキョー」を見てきた私の「いまのきもち」(笑)

いやいや。ははは。
2日ほど経って吹っ切れた感じ。
見た直後は結構もやもやした。夜会にはストーリー性を期待しているからね。今回はちょっとその部分は弱いと思う。カタルシスみたいなものも正直言ってなかった。自分にはね。何が主題なのかもわからないし、こう、突きつけられるものがなかった感じだ。
代わりにあったのが、とっても楽しそうな舞台というか、歌謡ショーみたいな感じの場面場面でした。みゆきさんも思ったよりもたくさん歌うし、他の人たちも各々が主役になる舞台があって(犬の人除く)、なんかこう輝いてたというか、「見て見て!」的な、明るさ、そんな印象を受けました。
二艘もよかったし、最後の歌もよかった。ただもうちょっと、持って行き方があるんじゃないかなぁ、ちともったいないなぁ、とは感じました。

パンフを友人に読ませてもらって、舞台では触れられない設定や人間関係みたいな部分がわかったので(これもどうなのかとは思うが)、次に見る時はまた別の印象を受けるのではないかなと思えて楽しみです。

 

昨夜ニュースを見ていたらチベット自治区における中国政府のすさまじい懐柔政策(なのか新たな恐ろしい締め付けなのか)が取り上げられていて、興味深く見ました。そこに出てきたのが四川省とチベット自治区との堺にある徳格(デルゲ)という町。高層ビルが林立するその町の風景に、文字通り腰が抜けそうになりました。中国という国のすごさだな。やるとなったらとことん、どんなことでもしてしまう中国。いやほんとうにすごいわ。なぜインドがその十分の一もできないのかと、いつも思う。

 私が知る徳格

 バスのチケット売り場
当時はバス駅がなく、こんな窓口みたいなものだけがありました。通過するバスのチケットは、バスが来るまで席があるかわからないから売ってもらえなかった。
2000年の秋。フィルムカメラで出かけた最後の旅でしたね。

遊牧民を定住させるために新たな村(脱貧困村という名前!)を作り、そこに素敵チックなチベット風の建物をずらっと並べ、住まわせ、教育を受けさせ、仕事も斡旋する。いいことずくめのような政策ですが、もちろんそれはチベットの文化風俗をなしくずしにするためのものなので。愛党精神を叩き込むためのものなので。何とも言えない。
ただ、今はムスリムの人々(ウイグル族、カザフ族など)には鞭を振るい、かつて民族運動といえばこちらだったチベット族には飴を舐めさせているのかな、と、その点が興味深かったのでした。

たとえばカシュガルでは、町の中心であったエイティガール寺院が今では廃墟になってしまったと何かで読みました。それに対してここ徳格には印経院というのがあるのですが、それを改修してとても立派なものにしているわけです。2011年にもう少し東のエリアを旅した時に目にした、どこでもかしこでもチベット寺院大改修中、キンきらりん計画はその後も順調に進んでいたわけですね。

中国はほんとうに巨大で不思議な国だ。
願わくば、漢族以外の民族に対してもう少し寛容になり、文化や宗教を認めてほしい。人権蹂躙もいい加減にやめてほしい。

まとまらないけどではまた

 

 

 

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