晴れて暖かく

なりました。今日の最高気温は12℃。4月半ば以降の気温かな。暖かかったです。

  モモの芽(花になるのも?)

  ボケの蕾(かなぁ?)

 イヌフグリ

日当たりの良い場所でいくつか咲いてました。わが家で今年最初に咲いた花だと思う、小さいけど。

 

 日本を捨てた男たち  水谷竹秀

フィリピンにたくさんいるという、困窮日本人たちを追ったルポ。その殆どは日本での暮らしに飽き飽きしていた時にフィリピンバーに出かけたことがきっかけでのめりこみ、帰国するフィリピーナを追って渡航してしまい、金がなくなりゃ捨てられて、万策尽きてホームレス・・・・・・、ということらしい。そしてまたその殆どが親兄弟にも絶縁されているような不義理者たちであり、大使館に駆け込んでも救済されず、親兄弟からも援助を拒否される。嘘をつき働かず助けられても感謝せずという、同情の余地のない人々なのだが、彼らが生きているのは心優しいフィリピン人たちのおかげであり、また、彼らがそうであるから日本人たちも彼の国に吸い寄せられてしまうのだと・・・・・・。
☆3.5 面白かったけど、「日本を捨てた」のではなく、「人生から逃げた」んじゃないのかな・・・

国に捨てられたわけでもなく、あくまで彼らは、身内にも捨てられるような生き方しかしなかった、ということだと思った。
この中に出てくるしょうもない男、妻子がありながらピーナに入れあげて、早期退職して退職金全部自分がかっちめてフィリピンに渡り、ほぼ全部すり、そして年金は全額自分が受け取るつもりのクズが、奥さんに言ったのが、「お前と結婚して俺はずっと不幸だった」という言葉。
これは、言ってはいけない言葉の上位に入る部類の言葉だね。
こんな言葉で切られたら、傷口を自分で縫うことは一生かかってもできない。
でも記者が会いに行った奥さんは、時々笑顔も見せながら対応したというから、男が目の前から消えたことによって、意外にも乗り越えられたのかもしれないな、それだけが救いのような本だった。

バンコクのカオサンあたりに澱んでいた高齢の邦人男性たちは、物価が上がり、ビザの関係等で居にくくなったタイに、まだいるのだろうか。

 

 ブランケット・キャッツ  重松清

猫エッセイと思って借りてきたら、連作小説だった。全編猫が出てくる。たまに読むには泣ける。しょっちゅうこの人のを読んでいたら、食傷気味になる類かと思う。
☆4.0  猫かわいいし、いろんな意味で愛のある小説だと思う

 

明日はなんと、最高気温が15℃を超えてくる予報。ほんとかな、ではまた

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