シュールな風景とか思い出とか


本棚なのか糸棚なのか、はっきりしろ!
と言われそうなカオスな状態になっている作業場です。
上から文庫(因みにずらっと並んでいる黄色い背表紙は池波正太郎、その左グレー系は開高健、その下の段は糸、その下にはチベット本やら各地サバイバルキットやら・・・・・・。
活字中毒者がお針子になったんだから、これは、なるべくしてなった姿だわ。


ぱらりと出てきた、バスの切符。生まれて初めてザック背負って旅に出たときの、中国での切符。
1988年5月16日上午(午前)9時半 成都発報国寺行き 1号車 座席41番が消されて力強く1番に。
バスに乗ろうとしたとき、女性の駅員が私が外国人だと気づき、最後部だったのをかわいそうに思ったのか、運転手横の最前席を私にあてがおうとしてくれました。そこには当然、1番の切符を持った人がいたわけで、その人をどかすのに怒鳴りあいの大喧嘩になりまして、私は「いや私はどこでもいいですけん」と後ろから言っていたのですが、そんなの誰も聞いてはおらず(笑)。結局、駅員が勝利し、私はいちばん前の席に座らされ、そして駅員は意気揚々とバスを降りていきました。
外国人はまだ珍しく、途中の休憩するところで乗客がビールをおごってくれたり、手帳を出してサインしてくれと言われたり、そんな時代でした。
朝乗って、夕方の4時とか5時とかに着いたと思うけど、5元5角。今だと何ができる金額かなぁ?
因みに、報国寺というのは蛾眉山の麓にある地名で、私はそこから途中まで登りました。全部は無理だった、後で知ったんだけどケーブルカーだか何かがあったらしい??? 今では考えられないですよね、そんな情報が事前にわからないなんてね~。

蛾眉山で思い出した。
この冬、我が家の庭に来る鳥で、名前のわからないのがいて。背中がモスグリーン、胸がオレンジ、目の周りがメジロみたいに白い、結構ずんぐりもっさりとした大き目の鳥。先日、バードウォッチャーの知人が訪ねてくれたときに訊いたら、「ガビチョウ」だとわかりました。
画眉鳥、という字です。中国から持って来られた鳥で、脱走して繁殖したものらしい。特定外来生物、侵略的外来種ワースト100選定種にもなっているという、あらま、な鳥でした。
借り物写真です

片付けはまだつづく。ではまた

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