矢がすり、ラルンガル

解いて洗ってみた矢がすり、銘仙になるのかな?

こちらはお客さんから依頼を受けているもので、これからワンピースになる予定。シミなどを避けて取れるかどうか、しばらくやってみます。しっかりした絹、昭和初期かな? もうちょい後かな?


昨日の写真の続きで、帰国した高僧(活仏)が窓から人々に祝福を与えているところ、です。頭に手を触れているのだと思われます。ダライラマさんのときもそうですが、カタ(祝福の白いスカーフ)は、高僧の手前、おつきの坊さんがかけてくれ、祝福してくれちゃいますw
あ、カタはね、高僧に差し上げるんじゃなくて、差し上げて、贈り返してもらうものなんです。ほんとは高僧にそれをしてほしいのだろうけど、時間ももったいなく、人数もすごすぎるので、別の人が担当します。

この高僧、誰だったか忘れてしまった。
この騒ぎの最中、漢族の女性に「ねぇ、誰が来ているの?」と聞かれたので、「○○さんらしいですよ」と教えてあげた(この時はもちろん覚えていたわけで)ら、「○◎×♪!#ゞ☆%!!!」と、意味不明の言葉を叫びながら私に抱きついて謝意を表し、そして行列の最後めがけてすっ飛んで行ったのを思い出します。チベット仏教ファンの漢族女性? そして並ぶことを知っている文明漢族女性だw


乗り合いバンで一緒だった青海省の若者二人。左の僕は高校を出たばかりで、家出してきたところ(!)。彼の両親は大学に行って欲しいと希望していて、でも彼は仏教の世界に入りたいと、親に黙ってこれからラルンガルへ行くところ。蔵族青年です。姉さんには話して小遣いもらってきたらしかった。

四川省セルタから数十キロ行ったところにある、ラルンガル僧坊郡。仏学院、と地元では呼んでいるようでした。谷間に忽然と出現するこの膨大な数の僧坊にはびっくり。あちこちでガンガン寺(?)のようなものを建築中。あいかわらずのキンキラキンキン。


どんどんどんどん拡大中。迷路のような路地を歩いていると「喧嘩するな」みたいな看板がやたらとあってちょっと笑ってしまいました。当局が神経を尖らせて監視中と聞いていましたが、私が行った時にはそこまでピリピリした空気は感じなかったかな。
それより何より、セルタへ戻る(行く)ための車の奪い合いがすごくて、うんざり。
セルタはラルンガル景気に沸きに沸いておりました。

ラルンガルは正直、ピンと来なかったです。大きいけど、大きければ圧倒されるというわけではないし。
僧坊郡の上の山を少し歩いたら、高山植物がいろいろ咲いていて、うれしくて写真撮りました。

(2011年6月、青海省~四川省~雲南省と抜けた旅の写真を載せてみました)

明日は曇り、ときどき雨の予報。気温も15度くらいとすこし寒そうです。ではまた

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