なんじゃこりゃ。
先週、ほんの遊びで作り始めたら、表地・裏地ともにスルスル滑って苦労させられたベスト。しょうがないので手縫いで仕上げようと思ったら、それはそれで針が通りにくい。ポリがこんなに大変だとは・・・!
因みにこれは羽織だったものです。裏地も同じくポリの羽織から。写っていませんがw
気を取り直して作ったロングベスト。ノースリーブとしても着られると思います。
たいへん和っぽい雰囲気の生地ですが、これはタイで購入したもの。
きもの地と言われてもそうだねぇと思ってしまいそうです。
この3色が歌舞伎なんかの幕(?)の色に似てるからかな。
歌舞伎といえば、えびさんねぇ。
まぁ、高慢ちきで鼻持ちならない男ではありそうだけど、
生まれた時から自分の進むべき道が決まってるっていうのも、今どき信じられない重圧だろうと思うなぁ。飛び出してしまうことは可能なんだろうけど、いろんなこと考えると出来かねるのが普通の人間だろうし。同情すべき点は多いなと、思います。私には絶対に無理だもん、あんな大変な人生。
タイでこの間初めて会って縫製など頼んだ若い女性が、ちと英語が話せる&すこし日本語も話せました。彼女のお母さんはクンさんといいます。クンさんが縫製担当。クンとは、トムヤムクンのクン、つまり海老のこと。彼女、知ってか知らずか、「えびちゃんでーす!」 と言ってた。
そういえば最近あまり「えびちゃん」と聞きませんね、日本で。もうブームは去った?
話はそれましたが、こういう1枚もののあっさり系を縫うと癒される・・・。
縫製時間も、接ぎ接ぎのものと比べると2割3割ですむんじゃなかろうか。
何せ接ぎ接ぎ服は、裁断前の状態に持っていくまでが大変、山のような根気が必要とされます。
接ぎ接ぎの図。山のような根気が形になるとこうなる。カーテン越しの光で何だか変な写真。
自分のパンツを作ろうかと思って、始めてみました。
着物を解いた布と、タイの布、ベトナムの布を合わせてみています。実験実験。裏地も付けて、ちょっと寒い時期でも着られるようにしつつあります。仕上げは明日。
医者の友人と電話で話していたら、こんな話になりました。
「Yちゃん、人は何で死ぬんだと思う?」
「何でって、老衰や病気や事故でしょ?」
「違うんだよ」
「え? どう違うの?」
「人はさ、生まれたから死ぬんだよ・・・・・・」
なるほどなぁと思った一言でした。
人って、その生きている場に於いて、必ず何かを学んで体得していくんだなと、そんなことも思いました。
ではまた